最古の四大蔓牛とされる「和牛」のルーツここにあり。
HIBAGYU
広島県の北部に位置する庄原市は香川県の
およそ2/3ほどという広大な面積があります。
そこに広がる、大自然の中には日本で初めて
国立の種牛牧場が開設された地として名が残っています。
かつて日本一の称号を取ったこともある至高の超高級和牛「比婆牛」。
柔らかさでは一級品の比婆牛は育成頭数が少なく
市場にめったに出回らない和牛です。
比婆牛とは
時はさかのぼり、江戸時代。
畜産家であった岩倉六右左門は、遺伝学の概念もなかったこの時代に、
良い雌に良い雄を計画的に交配し、優秀な牛を作ろうと考えた。
これが和牛「改良」の発祥である。
こうして作出された「岩倉蔓」は、
比婆庄原地域を挙げ、代々にわたって改良され続けた
畜産家であった岩倉六右左門は、遺伝学の概念もなかったこの時代に、
良い雌に良い雄を計画的に交配し、優秀な牛を作ろうと考えた。
これが和牛「改良」の発祥である。
こうして作出された「岩倉蔓」は、
比婆庄原地域を挙げ、代々にわたって改良され続けた
その集大成が、この「比婆牛」である。
その肉色は、鮮やかな紅色
その風味は、深みがあり、香り高い
柔らかな舌触りとともに広がる豊かな旨み・・・。
まさしく、庄原が全国に誇る
“逸品”の味わい
比婆牛の定義
以下の基準を満たす和牛肉を、庄原市が「比婆牛」と認証します。
1.その牛の父、母の父、母の母の父の
いずれかが広島県種雄牛であること。
2.庄原市内で生まれ、広島県内で最終最長期間肥育されたこと。
3.肉質等級が3等級以上であること。
4.市が指定した県内のと畜場でと畜された
黒毛和種の去勢牛または未経産牛であること。
5.庄原市長が発行した「比婆牛素牛認定書」を有していること。
1.その牛の父、母の父、母の母の父の
いずれかが広島県種雄牛であること。
2.庄原市内で生まれ、広島県内で最終最長期間肥育されたこと。
3.肉質等級が3等級以上であること。
4.市が指定した県内のと畜場でと畜された
黒毛和種の去勢牛または未経産牛であること。
5.庄原市長が発行した「比婆牛素牛認定書」を有していること。
比婆牛の歴史
比婆牛の主要年表
西暦 | 和暦 | 出来事 |
---|---|---|
1843年 | 天保14年 | 比婆牛の祖、日本最古の蔓牛「岩倉蔓」誕生。 |
1927年 | 昭和2年 | 大正天皇御大葬の儀にて、比婆牛が轜車奉引の栄誉を賜る。 |
1952年 | 昭和27年 | あづま蔓牛組合の発足。全国第1号の蔓牛組合となる。 |
1953年 | 昭和28年 | 初の全国の品評会「第1回全国和牛共進会」(広島市)にて「第二十一深川」が名誉総裁高松宮杯を受賞。 |
1977年 | 昭和52年 | 「第3回全国和牛能力共進会」にて比婆和牛育種組合が農林大臣賞を受賞。 |
1982年 | 昭和57年 | 「第4回全国和牛能力共進会」にて比婆和牛育種組合が内閣総理大臣賞を受賞。 |
1987年 | 昭和62年 | 「第5回全国和牛能力共進会」にて比婆和牛育種組合が内閣総理大臣賞を受賞し、全国連覇を達成。 |
1988年 | 昭和63年 | 比婆和牛育種組合、畜産業界最高の栄誉である「天皇杯」受賞。 |
2014年 | 平成26年 | 和牛肉ブランド「比婆牛」の認証開始。 |
2016年 | 平成28年 | 「比婆牛」が県内畜産物としては初の「地域団体商標」を取得。国認定の地域ブランドとなる。 |
2017年 | 平成29年 | 「第11回全国和牛能力共進会」にて、比婆牛系統の種雄牛が脂肪の質(MUFA)平均値において全国最高の評価を受ける。 |
2019年 | 令和元年 | 地理的表示保護制度(GI)登録 |
▲伝説の名牛「第二十一深川」号
▲慣例によらず、高名な比婆・神石の牛が轜車奉引の大役を仰せつかる
全国での優秀な成績が物語る
▲全国和牛能力共進会における2大会連続のグランドチャンピオンに輝く
▲全国和牛能力共進会における2大会連続のグランドチャンピオンに輝く
▲第11回全国和牛能力共進会 7区 脂肪の質(MUFA予測値)で全国最高評価
GI登録について
国が認めた太鼓判!
「比婆牛」地理的表示保護制度
(GI)登録!!
「比婆牛」地理的表示保護制度
(GI)登録!!
庄原市の特産品である「比婆牛」が令和元年9月9日、
農林水産省より地理的表示保護制度(GI)に
広島県で初めて登録されました。
全国で83件目の登録であり、また和牛肉としては中四国地方初、
全国では10件目の登録となります。
これにより、不正な偽ブランドなどを国が取り締まることになり、
より一層、安心な地域ブランド牛としての高い信頼を得ることができます。
農林水産省より地理的表示保護制度(GI)に
広島県で初めて登録されました。
全国で83件目の登録であり、また和牛肉としては中四国地方初、
全国では10件目の登録となります。
これにより、不正な偽ブランドなどを国が取り締まることになり、
より一層、安心な地域ブランド牛としての高い信頼を得ることができます。
[地理的表示保護制度(GI)とは]
農林水産物・食品等の名称で、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結び付いていることを特定できる名称の表示。
これらは比婆牛のブランド価値を証明する品質、信頼の「証」です。
商標登録証
【登録第5859218号】
商標登録証
国のお墨付き
ブランドの証
特定農林水産物等登録証
【登録第83号】
GIマーク
岩倉紋について
この紋は、岩倉六右衛門の家系である比和町の岩倉家(現:重 氏)に伝わる蔵紋で、岩倉蔓をイメージしたものです。歴史、伝統を色濃く受け継ぐ「比婆牛」の象徴として使用しています。
われわれあづま蔓振興会は、日本で古くから高貴な色とされており、「上品、魅力的」なイメージがある
aDIC 500(紫)をブランドカラーに指定しております。
【比婆牛】の題字は、木山耕三市長の書